放送番組の編集に関する基本計画
放送番組は、公共の福祉の増進の立場から、常に品位を重んじ、世論を尊び、言論の自由と公正を貫き、自らの権威を高めると共に、地域社会の産業、経済、文化等、各分野の発展向上に貢献するよう配慮する。番組を、企画、制作、編成するに当たっては、次の基本計画によるものとする。
- 放送時間・番組の種類とその比率・番組の配列
番組の編成に当たっては、教育、教養、報道、娯楽等、統べての番組をそれぞれの性格に応じて、地域社会の聴取対象及び生活時間を考慮し、各番組相互問の調和と適性を保つよう努める。
- 各放送番組の編集内容
(ア)教育番組は、健全な国民としての知識、技能等の資質を培うのに直接役立たせようとする積極的意図のもとに編成する。
(1) 教養番組は、学芸等一般精神文化に対する理解を深め、人間の諸能力を調和的に発達させ、円満な人格を培養するのに投立たせようとする積極的な意図のもとに編成する。
(ウ)報道番組は、真実を公平、且つ迅速に伝達し、地域社会住民の社会的関心を満足させるように努める。番組は、一般にわかりやすい表現を用い、事実と事実以外の推定は明確に区別し、聴取者に誤解を与える事の無いよう努める。
(34) 娯楽番組は、新しい音楽文化の創造とフレッシュ、且つ健康で明朗な音楽情報の発信を基本とし、内容の低俗化を排し、常に社会の秩序、道徳、良俗に反する事の無いように、作品の品位及び表現方法について充分配慮する。
(27) 広告放送は、公衆の経済生活と産業経済の発展に資するものであって、番組の内容と良く調和し、その量は、広告放送基準に示されたとおりに行なうものとする。