令和2年5月26日
第76回番組審議委員会議事録
飯田エフエム放送株式会社
日時 令和2年5月26日(火)
新型コロナ感染予防のため、各委員の皆様のご意見書提出をもって開催とさせていただきました。
1.番組審議委員
・出席者 長瀬正和さん 長戸文秀さん 原田太仁さん 藤澤聡さん 鈴木富士子さん
吉野隆さん 越高靖子さん
2.飯田エフエム放送近況報告
各委員の皆様には、書面にて飯田エフエム放送活動現況報告と、ご意見書提出をお願いしました。
3.各委員の意見・感想(テーマは特になし.お名前の五十音順でご紹介)
越高 靖子 委員より
・5月12日(火)「Listen! –MusicLab-」の加藤修司さん。あいなびP17の『お医者さんに聞く』の記事について既読ではありましたが、言葉で説明してくれた時にはスッと頭に入ってきました。前回の審議委員会の議事録にありましたが「信頼できる人の声」「耳馴染みの声」というのはとても安心感があり、情報を得るうえで大切なツールであると実感しました。
・5月16日(土)「どようはど~よ!」きたざわふなさん・ゆきさん。じっくり聞きたい番組と気楽に聞き流せる番組があると思いますが、この番組は週末の昼間に家事をしながら気楽に聞き流しながら楽しむことができ、つい「そうそう!」「それそれ!」と相槌を打ちたくなります。 お二人の掛け合いが軽快で心地良く感じられます。
・どの番組も、ニュースやリスナーからのメッセージを織り交ぜながらでバランスが良いと思います。各地へ取材に出向いた時など、その周りの音がラジオから聞こえてくると情景が更に膨らんできます。映像として目で見ている時には気がつかない鳥の鳴き声や物の音などに気がつきます。ラジオは声だけですが、「声だけだからを」大切にして聴けたらと思います。
・新型コロナウイルス感染症対策により各イベントが中止となり生中継などが少なくなっていますが、今後の番組構成はどうなりますか?まだまだ安心できない状況ではあると思いますが、イベント中継を楽しみにしている方も多いと思うのでそれに代わる番組と工夫で魅力ある番組を届けて欲しいと思います。
鈴木 富士子 委員より
新番組の開始、おめでとうございます。
ゴールデンウイーク中は聞けなかったものの、だいぶ慣れてきた感がある今日この頃です。今回は主に、新番組に関する意見をお届けさせていただけたらと存じます。
全体的に、リスナーとの双方向性がある企画が行われており、うれしく感じているところです。ただ、その中でも中間発表などの時間をとってもう少し多めにリスナーさんの意見を多く聞かせてくださると送ったかいがある!と感じるリスナーさんが増えそうな気がします。
5月18日(月)「For Your Times」だったと思うのですが、加藤修司さんが「ふつうのお便りもお待ちしています」と言ってくださいました。こういうコメントがあると、ふつうのお便りも送りやすくなりますし、より双方向感が増す気がします。個人的には参加型企画以外のメールは送れないのかな?という不安を払拭できてうれしかったです。
以下、各番組に関する意見を述べさせていただけたらと存じます。
〇サニーサイドアップ◎
・各コーナーがコンパクトにまとまって聞きやすくなったと感じます。クイズコーナー「お目覚め3択クイズ」と俳句のコーナー「いま時期の季語!」、クイズコーナー「朝の暗算、朝ザン」と南信州で聴くことのできる音を紹介する「朝のおと」などパーソナリティさんごとの個性が出るコーナーが増えてうれしいです。
2点、改善をお願いできたらと思います。
・「朝の暗算、朝ザン」の例題はあわただしい朝には少し多すぎるように感じます。
多い時でも2問でいいのではないでしょうか。
・大坂さんのコーナー「クイズ!私はだ~れだ!?」のジングルのつなぎがちょっと唐突な感じがします。ライダーの「誰だ」だけでいいんじゃないでしょうか。
・加藤さんが5月までの放送中にクイズの出題数を変える、丸バツの表記方法の注意喚起をされるなど改善を何か所か行ってみえるのは素晴らしいなと思います。
ぜひ、現実に即さないと思う部分は積極的に変えていただけたら嬉しいです。
〇ゆた・ゆき喫茶室
・「ゆたかさのゆうゆうトーク」を、ゆきさんとの対話を増やしてブラッシュアップされている感が素晴らしいです。飯田の歴史のお話や流れる曲の解説も掛け合いだからこそ楽しく深くなっている部分が大きいですね。
・「今こそ応援、飯田下伊那お店にエール!」のコーナーも掛け合いだからこそできる、詳しいお店のお話が聞けてうれしいです。
・4月20日(月)の電話出演は地元の方の意見(飯田の大火での経験から)が生で聞けて貴重な時間でした。
・新型コロナ関連の詐欺の話も「こういう売り文句でかけてくるかも」など具体的な話が合ってよかったです。
〇Listen!-Music Lab-
・個人的に苦手なアーティストが扱われたこともあるのですが、楽しく聞けます。
本流から少し離れた、おまけのコーナーがあったり、雑学を学ぶ機会になるのもいいですね。まだ、従来の番組に比べてメッセージを読める回数がやや少ないかなと感じていますが、これから増えるのを期待します。そのうち、研究アーティストに関する質問などもしてみたいと思っているところです。
〇ドレミnaくらしーど
・13時からの30分間にテーマとなるアーティストの曲紹介を絞られたのですね。
他の話題も落ち着いて聞けるという点では、いいかなと思いますが1~2曲はリクエストを募ってもいいと思います。それこそ、Twitterを使うとか、ラストの時間に次週の曲を募集してもいいのではないでしょうか。
・5月20日(水)のコケリウムの話はとても楽しかったです。
〇Swing@ソング
・自分が歌好きなところが大きいと思うのですが、ボイトレはつい夢中でやってしまいます。発声のトレーニングは1人だとつい省略しがちなので、リードしてやってもらえるのはうれしいですね。今は、唱歌を交互に歌うのが定番トレーニングになっていますが、たまにはポップスをどう歌うか?などが課題になっても楽しいかなと思います。
・ウグイスと横前さんとの鳴き声対決やコロナ替え歌など時期に合わせた企画も楽しいですね。時々入れてくださるとうれしいです。
〇キラリOhひるまえ
・部屋の模様替えや季節に適した服装、出かけ先など扱うテーマはとても楽しくて素敵だと思います。ただ、伝え方を少し磨いていただけるといいのかなと毎回感じているところです。
・5月10日(金)の放送内で、「画材は水彩画を使って」とおっしゃっていましたが、「水彩絵の具」だと思います。「腕前がめきめきとあげてもらって」とおっしゃっていましたが「腕前を」だと思います。
・5月17日(金)の放送内で、部屋の模様替えの話の中で「メイン」という言葉が出てきました。たしか、大型の家具など目に入る部分で大きな面積を占める色を指す言葉だったと思います。ですが、これが何を指す言葉なのかがお話からでは分からなかったので、詳しくお話しいただきたかったです。
・30分と短い時間の番組ですが、コーナーは充実していると思います。
特に、服のコーディネートは女性にとってはマンネリしやすい部分なのでぜひ、より詳しく伝えていただきたいです。
〇きら倶楽部
・市町村単位での大きな動きから、美術など家で楽しめるものまで、盛りだくさんだなと感じました。分単位で話題が変わっていくので、1粒で何度もおいしい感があってうれしいですね。ただ、双方向感がもっと出せるのかなというところは感じています。
・「ドレミnaくらしーど」でも挙げたのですが、次週までにこれに取り組んで感想を教えてね!作品を写真で送ってね!」こんなやり取りがあってもいいのではないでしょうか。
〇For Your Times
・曜日替わりでパーソナリティさんも番組時間ほぼ全部を使う企画も変わって、楽しいですね。
・火曜コーナーの「ABCdeリクエスト」は寄せられたけれどリストに入っていないもの、を次々に発表していくなど、うまくリスナーさんとコミュニケーションが取れているなと感じます。木曜コーナー「クイズ!ほにゃららを聞きました!~目指せワンペア~」も、ドボンがあるわくわく感がいいし、月曜コーナー「脳内横断ウルトラクイズ」も難しいですけどその分燃えます。水曜コーナー「THE名わき役」も毎回「そう来たか~」と思える選択肢とテーマで楽しいですね。
・リスナーさんとのやり取りが少なくなりがちなものもあるので、ふつうのお便りも積極的に取り込むなどされると、さらに楽しく聞けるのでは?と思いました。
・4月21日(火)などの横前さんの電話セッションは遠隔でもあそこまでできるのかと感動でした。
・月曜コーナー「キャッチフレーズ偉人伝」は歴史の教科書を読んでいてもわからない偉人の話が聞けてとてもうれしいです。キャッチフレーズそのものも楽しいので、意外と忙しい時間なのですがつい聞きたくなります。
〇週末Live50/50
・コーナー「あなたはどっちっち」は楽しいのですが、どうしても19時過ぎにならないと多くの方の意見が聞けないのを寂しく感じます。卵とじのカツどんVSソースカツどん、の時はかなり白熱した意見が送られたとお見受けしました。中間発表!と時間を設けて、多くの方の意見を放送したり、先に来た意見への賛成・反対意見も発表してみてはいかがでしょう。
続いて、例外的な部分やゴールデンウイーク中の情報スクランブルについての意見をお届けします。
〇情報スクランブルについて
・4月29日(水)の中でのコーナー「ナンバー2ヒット曲を探せ!復刻版」楽しかったです!たまにお願いしたいです。
・5月1日(金)公民館クイズの告知が、自粛中にできそうなことの提供としてよかったと思います。あと、夕方の時間にかける曲のリクエスト募集や、決まった曲でみんなでシャウトしよう!という呼びかけもうれしかったです。
・何日か忘れてしまったのですが、横前さんが朝~夜までの通しのクイズをしてくださって楽しかったです。特に情報スクランブルが長くなる時には、こういう企画は退屈せず、ありがたいと思います。
・2日間当初よりも情報スクランブル体制が伸びた理由は説明されませんでしたが、通常放送を心待ちにするリスナーもいます。明かせる範囲で明確に説明されたほうが、いらぬ憶測を呼ばなくていいのではないでしょうか。
〇新型コロナについて
・身近な方の中にも、なぜ外出してはいけないのかや、マスクの取り扱い方法に戸惑われる方が多くいました。そういったことを、保健師さんなどに電話インタビューしたものを流す機会があってもよかったかなと思います。
・リスナーからの質問を電話インタビューで聞いていただくという形があったら助かった気がしています。ただ、FMさんも保健師さんも多忙になるはずなので、そこをどうするか、平時から体制作りが必要かもしれませんね。
・薬局やドラッグストアの方に実情をうかがっていただき、買いだめの注意を促すなどもしていただけると、「お店に行ったけどまたなかった」というフラストレーション解消に役立ったかなとも思います。
・小学校や中学校の先生方の児童・生徒さんに対するメッセージコーナー「ラジオ学級通信」は素晴らしいと思いました。現在も、「小学校へGO」などの時間を使って先生方のお話を聞くなど、いつも聞けないお話が聞けて楽しいです。
・自粛中でも家で楽しめる情報を積極的に発信してくださったのがうれしかったです。
ブックカバーチャレンジや塗り絵など、情報源がなければ知らなかったことが入手できたのはありがたかったと思います。
〇地震について
・4月から5月は、岐阜・長野を中心に地震が続き、番組が中断されることもありました。どのタイミングでも、素早く中断して地震情報を伝えてくださってよかったと思います。可能であればこの時を逆手にとって生かして、非常持ち出し袋は準備されていますか?など呼びかけられてもいいかと思いました。
長瀬 正和 委員長より
・5月15日(金)「キラリOhひるまえ」。オープニング曲POPでいい感じでした。
ただ「ファーストナンバーお届けしましょう」って言ったら、曲紹介が欲しいと思いました。曲紹介をしないのなら、何も言わずに曲に入って「お届けした曲は…」で繋いだほうがスマートかなと思いました。
・5月7日(木)AM10時前のSB(ステーションブレイク)で音声フィラー(BGM)が流れていました。深夜なら構わないと思いますが、昼間であれば番宣や局報など、声のあるものを入れて欲しかったです。
・5月18日(月)「ゆた・ゆき喫茶室」。まだ番組がスタートしたばかりということもありますが、2人の会話がまだまだぎこちない感じがしました。飯田の喫茶室らしく、フリートークのところはもっと飯田弁ガッツリのほうが、リスナーも会話に入りやすいと思いますし、情報コーナーとのメリハリも効いてくると思います。
・先日、飯田ケーブルTVのテレビ広報を視聴しました。下水道課の広報がくだけた感じで、とても楽しく分かり易い内容でした。担当職員の方のNGシーンなんかも放送されて、とても親しみやすい感じでした。媒体の違いもあるので真似する必要はないと思いますが、ラジオ広報もより一層の工夫をして、親しみやすく分かり易い番組作りを期待します。
長戸 文秀 委員より
信濃毎日新聞社の人事異動で4月1日に飯田支社長に赴任いたしました。紙面にて失礼いたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。信毎飯田支社の私の机の後ろでは7時台には飯田FMをオンにして「サニーサイドアップ◎」に始まり、終日、地域情報や音楽を流しています。
レギュラー番組の中でも、コロナ禍による身近なイベントの中止や公共施設の休館情報、また行方不明者や地震、交通障害情報など速報的に放送しており、生放送ならではの暮らしに役立つ生活情報を届けられていると感じています。
新年度から新番組が幾つかスタートしたと聞きました。落ち着いたトーンで耳に心地よく情報が入ってくるという印象です。自主制作の新しい生放送番組が信頼され地域に根差した番組に育つためには、ある程度の時間が必要になるはずです。これからも長期的な視点で粘り強く番組を育てていただくことを期待しています。
原田 太仁 委員より
本年度も宜しくお願いします。
紙面会議が2回続き、皆様と顔を合わせて意見交換できないことを寂しく思います。
新型コロナウイルス感染症拡大防止の対策によって社会活動、経済活動、教育活動などが大きな影響を受け、再生・再開に向けて新たな生活様式が求められている昨今、様々な行政の支援策が打ち出されていますが、それだけで地域社会が感染症拡大前の生活に戻るかと言えば当然無理です。
既に飲食店によるクラウドファンディングが行われ、多くの支援の輪が広がっています。支援金は店を経営する方からすれば満足のいくものではないと思いますが、郡市民或いはゆかりのある方による共助の精神こそが経営者と消費者を結び付け、明日への希望を生み出すのではないかと感じております。
長丁場の対応が必要とされる中、飲食店にお客様が戻ってくるような(訪れてみたくなるような)特別企画のコーナーをご検討されてはいかがでしょうか?(全ての放送を拝聴しておりませんので、既にそのような企画を行っているのでしたら申し訳ありません。)
流言飛語によって閉店に追い込まれることのないように正しい情報を積極的に提供していただくことを希望します。
気を緩めることなく引き続き感染症予防に努め、この難局を乗り越えていきましょう!
藤澤 聡 委員
木下さんがパーソナリティをする番組「For Your Times」の中で、コロナに対する飲食店の営業やテイクアウトの情報がありました。地元密着ならではの応援企画で、とても心が温まりました。
4,5月と通常とは違う環境下では番組作成も大変苦労されたと思います。その中でもリスナーさんが求める、有益な情報はこんな時だからこそ、大切だと感じました。
吉野 隆 委員より
・「週末Live50/50」のコーナー「週刊ファイターズ」で、過去の名場面の実況解説を加藤さんがされているが、スポーツイベントが開催自粛の中とても上手で楽しい。感動、興奮を味わうことが出来て嬉しいコーナーである。
・5月18日(月)の「ゆた・ゆき喫茶室」で、100年前のスペインかぜについて、詳しくお話しされていて良い放送だった。当時の世界情勢を踏まえ広がった原因や第1波、第2波、第3波について興味深く聞かせていただいた。特に飯田下伊那の様子も解説されていて良かった。今後の予測の参考になる有意義な放送だった。
・5月22日(金)の「週末Live50/50」では、NHKラジオ第一放送とコラボ企画で同時生放送が行われ、加藤さんゆきさんとNHKアナウンサーがトークをされていた。iステーションのコロナ対策や飯田の状況をわかりやすくお話しされて、「週末Live50/50」当日のテーマについてのトークも盛り上がり良い放送だった。特にイベント中止が相次ぐ中6月1日(月)に開催される『風越山を撮ろう』イベントの紹介では、熱の入った地元愛あふれるお二人の気持ちが伝わり、NHK視聴者に飯田のことやiステーションを知っていただくとてもよい企画、放送となった。
・4月から番組改編により新番組のスタートとなりましたが、引き続きパーソナリティさんの個性が生きた楽しく為になる生活に役立つ放送で、デビューされた吉澤さん大坂さんも聞きやすい声、明るい雰囲気で今後も楽しみです。
4.事務局より
次回は7月下旬に第77回番組審議委員会を行う予定ですが、現在(5月)の時点で、次回の開催形態は検討中。
議事録作成者 番組審議委員会事務局 ゆき