第90回番組審議委員会議事録
日時 令和4年9月28日(水)
新型コロナ感染予防のため、各委員の皆様のご意見書提出をもって開催とさせていただきました。
1.番組審議委員
・出席者 長瀬正和さん 長戸文秀さん 藤澤聡さん 吉野隆さん
市瀬智章さん 後藤多世子さん
2.飯田エフエム放送近況報告
各委員の皆様には書面にて飯田エフエム放送活動現況報告と、ご意見書提出を
お願いしました。
3.各委員の意見・感想(お名前の五十音順でご紹介)
市瀬 智章 委員より
今回ラジオ番組を聴くことができず、個別の番組に対するご意見等はございません。
コロナ禍で夏の最大イベントの「人形劇フェスタ」や「りんごん」をはじめ様々なイベントが中止となり、番組編成等が大変だったのではないかと推察いたします。コロナ禍で、延期や中止を想定したダブルスタンダードの番組組み立てが必要になってくるかと思います。情報ネタを幅広く持つことがより求められると思いますので、情報収集のため地域、企業へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
後藤 多世子 委員より
・9月14日(水) いいだ文化の風 担当:ゆき
菱田春草常設展示の「菊慈童」のお話を聴きました。新しい日本画への挑戦。輪郭を失くして空間表現を描く西洋美術の画法を取り入れた、当時ではない描き方で周りからの批判も多く、その当時は受け入れられなかった。そんな時代にもかかわらず自分独自の作品を描き続けた春草。「秋景」「蓬莱山」の描き方を聞き、春草の若いころの作品である「菊慈童」の紹介により空間表現の研究の集大成とも言われている。そんな素晴らしい絵が飯田市にある事を誇らしく聴いていました。9月は春草にとっても特別な月、飯田市に生まれ、短い生涯を終えた月になります。お話をきき改めて「菊慈童」との出会いを求めて秋のひと時を過ごしたいと感じております。
・9月22日(木) スマイルライフ 担当:松枝美咲
赤い羽根共同募金は民間の募金活動で全国一斉に行われている活動です。企業・個人・学校など団体から大きな募金が集まっている。毎年の募金の目標があり、飯田市では今年は1,350万円が目標金額という事です。自分の街を良くするため。福祉事業の財源、防災部品の整備、市内の小中高校への図書券の配布、子どもや高齢者等への支援、災害時等に使われています。私も街頭募金活動に参加しました。小さい子どもさんがお金を握りしめ募金箱に入れてくれた時は、本当に可愛さと嬉しさで、胸がいっぱいでした。今年もそんな時期になったと感じています。10月~12月末まで行われます。支え合い、助け合う共同募金。大勢の人たちの協力があって、地域の力になると思います。私も小さな力ですが、是非協力したいと思っております。
長瀬 正和 委員長より
前回の書面での委員会の後、一時は感染警戒レベルが最高の6になった第7波も、ようやく落ち着きをみせてきており世界的にも終わりの始まりが見えてきた状況です。
まだまだ安心は出来ない状況ではありますが、今回が最後の書面開催となることを願ってやみません。
さて今回も、なかなか聴取が出来ませんでしたが、そんな中でも聴取出来た番組について、意見・感想を述べさせていただきます。
・9月16日(金) 週末Live50/50
18時5分頃のウェザー&トラフィックインフォメーション
AIアナウンサーの天気情報は大変分かり易く良いと思いました。ただ、概況の中で台風14号を『台風”第”14号』と『第』を付けて読んでいましたが、これは略して普通に『台風14号』の方が違和感はないと感じました。(ちなみに当日配信された飯田市からのメールにも『第』は付いていませんでした。)
18時10分過ぎのiステーションニュース
ゆきさんの落ち着いた感じの声は説得力があり良いと思いますが、裏を返せば若干暗く硬い印象もあり、週末の夕方ということもあるので、少しキーを上げてテンポ良く伝えても良いのではと思います。
・9月17日(土)
昼過ぎに出火、15時過ぎの鎮火の火災の際、自動挿入の放送が流れたが、その後、木下さんが繰り返して生放送で伝えていました。平日昼間であればわかりますが、休日の際に鎮火の生放送は必要なのでしょうか?自動挿入放送を繰り返すか、AI放送を挿入することで良いのでは無いかと思いました。ただ、これには情報の内容(火災、風水害、地震)や状況(出火・鎮火、警報等発令・解除)によって違いもあると思いますが、一定の基準などを設けて放送されているのでしょうか。教えて頂ければ幸いです。
長戸 文秀 委員より
・9月の防災月間に合わせてお昼に防災特集コーナーを放送していました。身近にあり、安価に購入できて家に備えておいても邪魔にならないグッズや使い方を紹介していて常備品を見直すきっかけになった人もいたと思います。
加熱しても大丈夫なビニール袋があれば温かい料理ができる方法を紹介している放送では、加熱に使う水は雨水などでもよく、お湯に入れるだけで避難中の食事をグレードアップできることが分かりました。パーソナリティーの方が実際に米を炊いた経験を話したのも良かったと思います。出来具合などがリアルに伝わるためです。
このビニール袋で簡単調理は近年、さまざまな料理が紹介され、公民館単位などでも取り組みが広がっているように思います。来年の防災月間などでは講師役の方にレシピを紹介してもらい、パーソナリティーの方が実際に作ってみて成功、失敗、あるいはひと工夫すればおいしさアップなどの情報を届けてもらえば家族でやってみようという方も出てくるかもしれませんね。
藤澤 聡 委員より
・朝の番組内、7時代に4問ほどの○×クイズが出題されていました。クイズの難易度としても通勤時の車中で考える、悩み、頭を起こすのにちょうどいい内容だったとほっこり良し良しと手応えを感じるもので刺激になりました。また、8時間際の今日の占いも、1日のスタートを引き締める良いきっかけになっています。
・水曜お昼のJA番組で、飯田市座光寺の農家さんがご出演している回を聞くことができました。松枝さんの落ちついた質問で農家さんからは生き生きとした言葉が聞け、元気をいただきました。BGMも未来にむかう力強い雰囲気がでていてありがたい番組になっています。
普段が通勤時が中心で聞く機会が少なく、意見や質問など中身がありませんが、よろしくお願いいたします。
吉野 隆 委員より
・9月23日情報スクランブル 夕方 加藤さん、ゆきさん
「ようこそ市長室」からの「週刊ファイターズ」
飯田で野球教室を開いていただいた栗山監督のお話でした。栗山監督と直接お話をされた佐藤市長によると、栗山監督はとても誠実で、丁寧に指導してくださり素晴らしい野球教室になったということでした。佐藤市長がこの企画を開くにあたり、子供たちに大きく成長して世界に羽ばたいて欲しいという願いがあったということでした。栗山監督からの「夢を持ってあきらめず進めば必ずかなう」という言葉も紹介してくれて、佐藤市長や栗山監督の子供たちへの熱い思いに感動しました。ファイターズ出身のダルビッシュ選手や大谷翔平選手のように、この地域から世界に羽ばたいて欲しいと思いました。
続いて「週刊ファイターズ」で栗山監督についての話がありました。選手の宮西投手と栗山監督の絆を表した素晴らしいエピソードでした。来年3月からのWBCにジャパンの監督として出場されるので、またしっかり取り上げて頂きたいです。
・9月20日ひるテラス佐藤圭代さん
小澤俊夫さんの電話インタビューがありました。日本の昔話の大切さを改めて認識させられる内容でした。最後におっしゃった今大人たちに伝えたいメッセージでは「テレビやスマホからではなく、自分の口の生の声で聴かせることの大切さ。生の声のほうが記憶に残り、愛されていると感じられる。生きる力になるから」ということでした。私も今からでも子供に読み聞かせをしてあげようと思い、素晴らしいお話が聞けたことがうれしかったです。
・9月防災に備えようキャンペーン
毎日様々な防災グッズや防災に対する準備が放送されていました。ついつい平和に過ごしていると防災に対する意識が薄れてしまうので、9月の特別コーナーは大変興味深く、再認識させてくれる良い内容だったと思います。その中でも気になったのは、特に現代欠かせないモバイル機器の大切さでした。電源の確保、家族との連絡の取り方、アクセスしやすい回線の方法など自分の苦手分野のことをお話してくれたのでありがたいと思いました。食糧や水の大切さも再認識しました。また、意外にいろんな事に役に立つのが黒い大きなビニール袋だという情報もよかったです。
・9月26日健康いいだ ゆきさん
市立病院福留先生による大腸がんの話でした。ちょうど2日後に健康診断を控えているときでしたので、とても興味深く聞きました。ゆきさんが疑問点を突っ込んで聞いていたところが良かったです。実際の病院で、お医者様を前にすると細かく聞きづらい時や聞きそびれてしまう事があるので良いインタビューでした。検診での早期発見が大事だということでしたので、健康診断に対する心構えができました。
議事録作成者 番組審議委員会事務局 加藤修司