日時 令和3年3月30日(火)
新型コロナ感染予防のため、各委員の皆様のご意見書提出をもって開催とさせていただきました。
1.番組審議委員
・出席者 長瀬正和さん 長戸文秀さん 藤澤聡さん
越高靖子さん 鈴木富士子さん 吉野隆さん
2.飯田エフエム放送近況報告
各委員の皆様には書面にて飯田エフエム放送活動現況報告と、ご意見書提出をお願いしました。
3.各委員の意見・感想(お名前の五十音順でご紹介)
越高 靖子 委員より
・3月4日(木)「For Your Times」ゆきさん『ぶらぶら飯田Navi』阿智高校の生徒会長の岩本さんがゲストでした。卒業式前の気持ちを語っている声はとても優しいのですが、言葉がはっきりして話の内容が良く分かり、大変な時期があったにも関わらず、高校生活を楽しんだ様子や充実した様子が伝わりました。将来は通訳を目指しているという話しなどからも、芯がしっかりしていて頼もしく感じました。一人暮らしに持って行くと良い、ではリスナー方の経験などから品物や気持ちなどのメッセージがありましたが、離れても故郷を忘れずまた戻ってきて欲しいという気持ちが伝わる、この季節らしい内容でした。
・3月9日(火)「For Your Times」横前恭子さん『ぶらぶら飯田Navi』フードドライブの様子が放送されました。食品を持ち込んだ時の手続きや活動に参加している人の感想でしたが、シトラスリボンを配っていた男性はボランティア活動が好きだという話の先の、活動の何が好きなのかや今後はどんな活動に興味があるのかなど、フードドライブから離れてしまうかもしれませんが、もう少し聞いても良かったと思います。
・3月9日(火)大坂隼人さん『かざこし歳時記:小学校へGO』のコーナーでは和田小学校3年生の子供達にインタビューをしている様子が放送されていました。和田の謎を調査したり発見したりした感想を自分の言葉ではっきり話しており聴きやすく、学校活動を楽しんでいる様子が伺えました。
・3月12日(金)「サニーサイドアップ◎」大坂隼人さん『COOL CHOICE』のコーナーでゴミの出し方について放送されていました。現在飯田市で使用している黄色の燃やすごみ袋の回収が多く、プラ資源の回収が少なくなったと聞いた事があります。焼却炉の性能が良くなりビニールなどが燃やせるようになった事が大きいのではないかと思いますが、もう一度分別などを確認したいと思いました。引っ越しなど人の動くシーズンで片付けも多くなってくると思います。環境への取り組みは一人一人の小さな意識が大切であると感じました。
・3月12日(金)「サニーサイドアップ◎」大坂隼人さん 東日本大震災の時に仙台で暮らしていた大坂さんの実体験から、地震が来る来ると言われていたら来た!備えは大切です!と話されました。私達の地域も随分以前から今後30年以内に大きな地震が来る、と言われています。我が家も防災グッズと称した袋の中に缶詰やラジオ、軍手などを入れていましたが、缶詰は食べ軍手は使ってしまいラジオは電池が無く…。今年は三六災害から60年ということもあり災害や備えへの意識を改めて高めたいと思いました。
災害や防災に関する情報や普段からちょっとしたアイデアで対策しているなどを番組でも特集して頂きたいです。
・3月17日(水)「ドレミnaくらしーど」松枝美咲さん『JAみなみの風~しあわせの種~』りんごの里の開店時間の様子から始まる放送では、イチゴは種類も多く売れ行き
が良く完売する事や、オコギなど春の旬の野菜も出てきている様子を伝えていました。
短時間の取材にもかかわらず、周りのざわめきから店内の賑わいが伝わり南信州の農産物の豊かさも感じられ、また買い物に行きたいと思う放送でした。
・3月19日(金)「週末Live50/50」木下寛章さん、ゆきさん『ぶらぶら飯田Navi』
ヤギの取材が放送されました。ヤギが雑草を食べて草刈りの手伝いをする事で無農薬であったり環境に優しい取組みはまだまだ少ない様に感じます。自宅の近所にもヤギを飼っているお宅がありますが、草刈りのお手伝いはしていないように見えます。南信州にはヤギの競りがあり、ヤギ乳やチーズなどの品もあります。これからはヤギに注目してみたいと思う内容でした。取材時のヤギの鳴き声や広い場所での工夫しながらの飼育の様子の情景も伝わりました。
・知っているつもりだった事が放送を聴いてより深くなったり、間違いに気づいた
りしています。情報源という事だけでなく、見識を深める事も出来る放送をこれからも宜しくお願いします。 花の季節になり人出が気になります。まだまだイベント開催は少ないですが、感染症への警戒は怠らずにしたいものです。ラジオでも繰り返し手洗い・マスク・人との距離などの注意の呼び掛けをお願いします。
鈴木 富士子 委員より
・『JAみなみの風~しあわせの種~』2回ほど聞かせていただくことができました。1回目はダリアのお話だったのですが、もう少し具体的に「家で飾るならどうするか?」があると、買いに行こうと思えるかなと思いました。短めにカットして生けるなどのお話はあったと思うのですが、平均的な値段や相性のいい花などもご紹介いただけるといいかなと。毎回は難しいと思いますが、どんなアレンジなら時期にもあっていてその花が生かせるか?もっと突っ込んでいただけるといいなと思います。
・『JAみなみの風~しあわせの種~』2回目は、自転車の保険などについてだったと思います。こちらは、自動車に限らず人生に起きうるアクシデントを解説してくださって、とても興味がもてました。身近な話題に引き寄せて話してくださると、意識してお話を伺いやすくなるなと思います。
・『ぶらぶら飯田Navi』メモを取らずに、どれくらい意識に残るものがあるか?と思ったのですが、思い出すのが正直困難です。
・3月26日(金)の、コロナ対策チェックリストは加藤さんゆきさんの現状を踏まえたお話もうかがえてとても興味深くうかがうことができました。
・また、3月23日(金)だったと思うのですが、横前さんがオーディションを受けられたお話もよかったと思います。地元で行われる興行をいつもと違った角度から切り取られていて、こちらも興味をもってうかがうことができました。
・ただ、それ以外のこの時間の放送内容を考えると、以下のような理由で流し聞きになってしまうことが多いような気がします。
・1.他人事に思えてしまう。
・市がゼロカーボン宣言をした、と聞いても自分のことというより、行政がすること、という感じが強くてそれほど興味をもてない、という気持ちがあることに気づきました。こういうものだよ!という冒頭の概要説明を聞いても「要するに何するの?」だったり、中継を聞いても概要がほとんどだったりで、具体的に市民が何をするのか、わかりづらい部分が大きいなと感じました。つまり、かかわりが薄く思えるのです。また、お店や団体の方のインタビューなどは楽しいのですが、反面パーソナリティさんとその方だけのかかわりに思えてしまう時があります。
・フードドライブの回だと、やはり食品の賞味期限が気になって「うちは出せないな」と他人事になってしまった部分がありました。フードドライブの良さや意義を伝えるのはいいのですが、利用できない、提供できない場合はこんな支援策もあるよ!があると、
他人事にはならないかなと感じます。
・また、スミツネさんのインタビューも染めや模様を描く難しさは伝わったのですが、現代の生活でどれくらい伝統のものを楽しめるかが少し伝わりづらい部分があったと感じています。それこそ春号のあいなびをお受け取りして、卒業記念のTシャツにというお話に驚きました。たぶん、放送内容を聞き逃していたのだと思いますがやはり何となく聞いてしまうコーナーになっているのかなと感じました。
・ここで飯田なのですから、アニメファンのグループや社会人のサークルにも活用してもらえる、と一言添えていただけたら、他人事感が減るような気がします。
・2.用語が難しい時がある。
・特に、市を含む地方公共団体からのお知らせは専門用語が多く、中身をつかみづらく感じます。私の場合、仕事が終わって一息ついていることが多い時間か、まだお仕事をしていることがある時間です。少し疲れを感じる時間、一文が長い専門用語をパッと理解しづらく「大事そうなら市役所のHPを見よう」で終わってしまうこともあります。
・先々週の代打放送、皆様が大変だったかと存じます。本当にお疲れさまでした。ただ、代打の番組でもそれぞれのパーソナリティさんの色が出ていて、聴いている側は楽しめる部分も多かったです。火曜日昼のゆきさんが、バッチリクイズまで入れられていたのはお見事だったと思います。横前さんは、答えがありすぎるクイズで正直、焦りました。ただ、番組を通しての企画として変則的に行うなら面白いかもしれませんね。週末Live50/50は木下さんが加藤さんに替わられるだけで、まったりゆったり感が強くなるのが面白かったです。ただ、ゆきさんの「くーくん」イジリはちょっと、きわどかったのではないでしょうか?今、学校現場でもいじめを防ぐためにと「あだ名」を禁じる学校もあるほどです。そのあたりは敏感になっていただきたいです。
・今年は桜の話題が、例年より早く届きました。見に行こう!という話はいいのですが、コロナ対策の呼びかけが少なかったように感じます。プレミアム割引券の利用も盛んになってくるはずです。このお店がおすすめ、このスポットがいい、こんなイベントがあるよ!とPRするのであれば、改めてコロナ対策の喚起もお願いしたいです。また、プレミアム割引券について、テイクアウト券を使いたいけれど、どこで何が食べられるかわからない、という声を何度かお聞きしました。ITに詳しくない方にとっては、市のHPを見ることも大変のようです。飯田市さんと連携して、こういうメニューがあるよ!と簡単にPRいただけるコーナーを作っていただくと利用喚起につながるかと思います。ささえあい割引券も同様にご検討いただけると幸いです。
・番組改編について。約1年かけてなじんできた番組が終わったり、内容が大きく変わったりしそうな気配ですね。ぜひ、そのあたりも番組の中でちょっとずつPRいただけると、期待が膨らむし、変わることの認知にも役立ちそうな気がします。特にFor Your Timesの参加型コーナーがどう変わるか楽しみにしています。
・アサヒ飲料さんとのコラボについて。とても楽しい企画で、驚くやらうれしいやらでした。1週間通しクイズ参戦と、イベントメインの抽選と2つの方法があるのがいいですね。週末Live50/50でも楽しいエピソードがうかがえてより楽しさが増しました。地元の企業さんとも、こういった企画を積極的にしてくださるとうれしいです。
長瀬 正和 委員長より
・3月26日(金)「週末Live50/50」の『ぶらぶら飯田Navi』。長野県の「感染対策強化期間」についての解説でしたが、各項目について詳細な内容とそれについての具体的な説明を県の資料に基づいて伝えていました。 内容は今までの繰り返しですがこうした積み重ねでリスナーへの効果的な周知になると思うので、来たる第4波に備えるためにも必要なことだと感じました。
・『ゆた・ゆき喫茶室』について、私の母(70代)の感想です。小木曽さんの方言でのトークを聴き、飯田人らしい優しい言葉遣いがとても懐かしく、ほっこりした気持ちになったといっていました。「方言」での放送という、飯田エフエムだからこその、地域に根ざした大事な『個性』として、これからも大切にしていただきたいと思います。
長戸 文秀 委員より
2月17日(水)放送の『JAみなみの風』を聞きました。ダリアをハウスで栽培する農家のみなさんに焦点を当てて取材をする回でした。南信州でダリア栽培が盛んではあるが歴史的には比較的新しいこと、また若き新規就農者のインタビューなど新たな芽を紹介していて、南信州で新たな商品へのブランド化を期待させられる内容でした。ラジオならではの丁寧な表現もありました。冷え込んだ朝でしたが、ハウスの中は汗ばむような気温であること、品種の中には手のひらサイズのものがあること。大きいが故に、1輪でも見栄えする魅力があることなど表現の工夫を感じました。複数の農家の方への取材に加え、栽培の歴史や活用方法など取材のウイングを広げていました。一手間をかけ、一辺倒な質問にならない取材が相手の魅力を引き出すことにもなると思います。農家の方の笑顔を想像できる番組でした。
・3月15日(月)の『ぶらぶら飯田NAVI』では飯田市の広報から桜の開花情報を紹介していました。日々更新しており、私も時々チェックするページです。大宮通りなども記録的に早い開花となりましたが、ひと足早くこうしたコーナーに着眼した点がいいと思います。
・3月26日(金)の「感染リスク10分の1県民運動」の紹介も時宜にかない、ネットから手軽に見つけられるチェックリストであり、感染リスク低減のために大勢に知ってほしい情報だと思いました。
藤澤 聡 委員より
・コロナ対策を講じての番組では、通常時以上に気を使われたと思います。ラジオからいつもの声を聴くことで、励まされ、安心されたリスナーも多かったと思います。この先もまだコロナの波はきっとにあることだと思いますが、こんな時だからこそ元気をもらえるひと時づくりを引き続きお願い致します。
・コーナー「JAみなみの風~しあわせの種~」について。JAコーナーにつきまして担当をしております。毎週1本の番組ですが、それでも番組を作り続けることの大変さの一遍を感じています。地元農家さんやJA役職員に出演してもらい、時には話下手な人もいますが上手に雰囲気づくりをしてもらい、いつもありがたく感じています。ラジオ出演することも経験だと多くの職員に体験してもらいたく考えています。その分、担当パーソナリティの方にはご苦労をおかけしますが、これからもJAらしい番組制作をお願いします。
・3月、加藤さんがお休みの時の「週末Live50/50」代打で木下さんが送る『週刊ファイターズ』を聞きました。加藤さんが応援するチームのコーナーだと思っていたので少し違和感はありましたが、木下さんが紹介することに新鮮さも感じ笑みもこぼれました。様々なことにアンテナを張り知識を広げるパーソナリティの皆さんにはいつも感心します。
吉野 隆 委員より
・2月17日『JAみなみの風~しあわせの種~』松枝美咲さん。ダリア栽培についてでしたが、南信州が栽培にとても適していて生産量日本一で、日本農業大賞を受賞している事を知らなかったので、地域の特産を知ることが出来てとても誇らしく思いました。都会で買えばとても高価となるダリアを生産地ならではの価格で手に入るならぜひ買いたいと思いました。
・3月22、23日『ぶらぶら飯田Navi』横前恭子さん。小林英樹さん主催の演劇のオーディションに参加されたお話しでした。遠い存在の芸能界の一端を見せていただいた感じがしてとても新鮮で良かったです。そして、小林さんのお人柄がとても明るく前向きで情熱に溢れていて良い刺激をうけました。
・『広報いいだの風~飯田市からのお知らせ』として、マイマイ蛾の大量発生にともない駆除の呼びかけがありました。私の自宅のお隣宅の壁に気になる物を見かけたのでインターネットで調べたところ、全く同じ種類、色の外壁にマイマイ蛾の卵塊がついている写真をすぐ見つけ、お隣の方にお話しして駆除に至りました。繰り返しお知らせしていただいたので気が付き駆除につながり、ラジオの公共性や繰り返し伝えていただく事をとても有難く思いました。
議事録作成者 番組審議委員会事務局 ゆき